相続した不動産の持分だけ売却できる?共有者の同意なしで売却する方法とは
相続で不動産を共有することになったけれど、他の共有者と意見が合わず、売却することができない。
そんな悩みをお持ちのあなた。
将来のトラブルを避けるためにも、早めに対処したいですよね。
「自分の持分だけでも売却したいけど、方法がわからない…」
「売却できるのか、リスクはあるのか不安…」
このように思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、相続不動産の共有持分の売却方法や注意点、トラブル回避策を解説することで、読者が安心して共有持分を売却できるようサポートします。
相続不動産売却持分だけ:共有者の同意は必要?
相続で不動産を共有した場合、他の共有者の同意を得ずに自分の持分だけを売却できるのか、気になる方も多いでしょう。
結論から言うと、共有者の同意は不要です。
1: 共有持分とは、不動産全体に対する所有権の一部
共有とは、複数の者が共同で不動産を所有すること。
各共有者は、不動産全体に対する所有権の割合を「持分」として持ちます。
例えば、兄弟2人で不動産を相続し、それぞれ持分が50%ずつであれば、どちらの兄弟も不動産全体の半分を所有しているということになります。
2: 持分だけを売却する場合、共有者の同意は不要
共有持分は、個人の財産とみなされます。
そのため、自分の持分だけを売却する場合、他の共有者の同意は必要ありません。
3: 売却方法の選択肢
共有持分の売却方法には、大きく分けて2つの方法があります。
1: 直接売却
直接売却とは、不動産会社を通じて買い手を探し、直接売却する方法です。
この方法では、仲介手数料が発生しますが、売却価格を高く設定できる可能性があります。
2: 買取り
買取りとは、不動産会社などが直接共有持分を買い取る方法です。
この方法では、仲介手数料はかかりませんが、売却価格が直接売却よりも低くなる可能性があります。
4: 注意点
共有持分を売却する場合、いくつか注意点があります。
1: 相続税の申告
共有持分を売却した際には、相続税の申告が必要となる場合があります。
売却価格が相続時に評価された価格よりも高ければ、差額に対して相続税が課税される可能性があります。
2: 抵当権の設定
共有持分を売却する際に、抵当権を設定する場合があります。
抵当権とは、借金を担保するために不動産に設定される権利です。
抵当権を設定すると、売却代金から借金の返済が優先されます。
3: 管理費・修繕費の負担
共有持分を売却した場合でも、売却後も管理費や修繕費の負担が発生する可能性があります。
売却前に、共有者との間で管理費や修繕費の負担について話し合っておくことが大切です。
共有者が売却に反対した場合の対処法
「共有者全員の同意が必要」というイメージが強い方もいるかもしれません。
しかし、売却に反対する共有者がいる場合でも、諦める必要はありません。
1: 対話と交渉
まずは、共有者と対話して、売却の必要性やメリットを理解してもらうことが大切です。
2: 売却の目的を明確にする
共有者に、売却を希望する理由を具体的に説明しましょう。
3: 売却によるメリットを提示
売却によって得られるメリットを共有者に提示しましょう。
例えば、売却によって得られる資金で老後の生活費を賄える、などです。
4: 第三者の介入
共有者との話し合いがうまくいかない場合は、弁護士や不動産会社などの第三者に介入してもらうことも有効です。
5: 法律的な手段
共有者との話し合いが全くまとまらない場合は、裁判所に調停や訴訟を申し立てることも可能です。
まとめ
相続不動産の共有持分を売却する場合、共有者の同意は不要ですが、いくつかの注意点があります。
売却方法やトラブル回避策を理解した上で、スムーズに売却を進めるようにしましょう。
共有者との話し合いが難航する場合でも、諦めずに、専門家のサポートを検討することも有効です。
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